ミセガラマガジン【横浜・伊勢佐木町 柳屋さん】PART3

柳屋さんのMISEGARAを知るPART3

老舗だからと優遇されるより、頑張ったぶん評価されるお店目指した

お店の人(=人柄)からMISEGARA(=店柄)を紹介するCRC神奈川「MISEGARA MAGAZINE」。第一弾は、伊勢佐木長者町の老舗化粧品店「yanagiya(柳屋)」さん。柳屋さんは今年で創業145年!横浜の港の歴史と共に営業してこられた大先輩です。
今回は柳屋で長く店頭でお客さまと接してきた美鈴さんにお話を伺いました。
PART3では長く柳屋から見てきた伊勢佐木町のまちについて語ります。

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★伊勢佐木町のまちについてお聞きして良いですか?昔の写真でみると、伊勢佐木町のネオンは凄い元気ですよね。

美鈴さん

そうそう。きっと母達の時、伊勢佐木町は凄かったんだと思います。

だいぶ前、伊勢佐木町ブルースのその前ですが、伊勢佐木町っていうのはステータスだったんです。

横浜駅にダイヤモンド地下街ができて、まちとしては大きく影響しました。なにか楽しいことがあったら、一号店の不二屋で食べて、そのあと有隣堂に行って、松坂屋のデパートで買い物をしてという伊勢佐木町で楽しんでいたことが、全部横浜駅西口にいってしまった。どんどん過疎化が進み、いろいろと無くなっちゃいました。特に隣の坂屋がクローズして、壊されて、空き地になっちゃって、それが4〜5年続きました。そうなっちゃうと本当に人が通らない。

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★そうしてまちが移り変わっているなか、化粧品店のお客さまは変わらず買いにきてくださる人がいるという感じですか?

美鈴さん

うちはあんまり変わりませんでしたが、やはり他の伊勢佐木町のお店の方達は閉められたりすることが多かったです。それは化粧品の特殊性もあるかもしれません。例えば、年配のお客さまで「タクシーで来てるのよ〜」と言われながら遠くから来てくださる。そんな方もいるわけです。だからその頃のお客さまから「ほんと伊勢佐木町は駄目ね、元気がなくなって、でも柳屋さんは元気があって良いわね」って言われる。伊勢佐木町の人からも「柳屋さんは良いね〜」って言われる。

それは化粧品店の特殊性というものだなって思いました。やっぱり、お店とお客さまとの絆が強いということでしょう。

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★伊勢佐木町で好きな店、お気に入りの店、仕事終わったら行くっていうお店ありますか?

美鈴さん

昔はありましたが、今はあんまり行きません。

有隣堂の下に「アラモードキッチン」という凄い美味しいレストランがありました。昔からの洋食屋さんで、オムライスとかビーフシチューとかそういうものがだされる。「あそこは凄く美味しい」って、結構遠くからもお客さんがいらしていたようです。父や母も必ずそこに行っていました。でも今は世代交代になって閉まっちゃいました。あとはあのカレーミュージアムがあったところに、シュウマイがおいしくて有名な中華レストラン「博雅」もありましたね。

 

★「博雅」!いま白楽に工場があります。何年か前に復活してデパートにもお店を出していて友達が働いていました。友達が「シュウマイは博雅です」と話しています。結構大きくて、すっごくおいしい。

美鈴さん

前に松坂屋があった時は博雅のシュウマイのお店が入っていました。レシピはお母さましか持ってないとか。

今は、うちの隣の隣のお蕎麦屋さん「戸隠」さんは変わらずあるので行きます。ここはねレベル高い。

あとは天ぷら屋さんの「登良屋(とらや)」さんに行きます。胡麻油の香りが凄くって、美味しいです。そうとらやさんは息子さん二人が頑張ってやってらっしゃるんです。

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あそこ美味しいから、化粧品のセールスさん何人か連れてお昼を食べに行ったりするんです。そうすると、かなりお年を召しているんですけれども、とらやのお父さまがわざわざ、トニックとかそういうものを買いにきて下さったりするの。やっぱり昔からの方はそういう義理堅さとか、そういうのものが凄いなって思います。

お隣の和菓子や「みのや」さんも古く昔からのお店で、私達もおやつとかそういうのに良く使っているんですが、奥様がお買い物に来てくださいます。

昔からの商店街だから、行けば必ず来て下さるというお付き合いがあります。

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★他はいかがですか?

美鈴さん

これからはむかいの「bond(ボンド)」さんみたいに若くて頑張っている方がお店を出される事が増えてきそうです。

伊勢佐木町の横の吉田町は良くなってきました。カフェバーとかおしゃれなお店も沢山出ています。

伊勢佐木町はやっぱり地代が高いから飲食は、チェーン店の居酒屋とかになってますね。

 

★吉田町はみんなでイベントなんかもして良くなってきましたね。一〜二丁目でやろうって話はないんですか?

美鈴さん

伊勢佐木町にも商店組合はあります。良かったなって思ったのは御神輿を全国から集めてそれを通したんですよ。凄い盛り上がりましたね。こんな広いのに車が通らない道はあんまりないので、それは良かったですね。

元町のハロウィンは良いイベントで、子どもたちが仮装して来てくれて、お店ではちゃんとキャンディとか用意していて「ハロウィンの時は元町に行こう!」ってなってます。だから伊勢佐木町でもやりたかったんですけど全然盛り上がらずやらなかった。

元町は若い方が盛り上がって良く変わってきていると思います。知人が元町のお店が開く11時ちょっと前に見学に行ったとき、お店の方達がみんなでモップを持ってちゃんとお店の前を掃除してらっしゃる。見学された方が皆さん「凄い良いものを見せて頂いた。見習わなくちゃいけないと思いました」って言われて。それを聞いて、あ〜そうか〜、やっぱり伊勢佐木町もそういうところが行き届いていないと思いました。

伊勢佐木町は昔からの良いお店も多くて、まだそこそこでやっていけちゃうんです。

元町は若い人達が盛り上がっていて、イベントとか頑張っていらっしゃる。伊勢佐木町は少し昔からの方が頑張っていらっしゃるなか、若い店も増えて若い人が増えてくれば盛り上がってくるんだと思います。

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★歴史がある伊勢佐木町も若い人が増えて変わってきそうで楽しみですね。隣町ですが野毛も最近盛り上がってきてましたし!

美鈴さん

若い人が頑張って自分でお店出す、居酒屋とかね。お店が増えて盛り上がってきてますよね。外国人の方も最近は野毛を目指して来られます。安いし。すっごく多いですよ。

実はわたし野毛に住んでたんですよ。もう何十年も。吉田町なんかを通って歩いてきてるから、詳しいんですよ。飲んでも這って帰れる(笑)。

凄い良いところで交通も便利なところでしたね。

 

★うらやましいです(笑)若い人が頑張って町を元気にしてくれると楽しみですね。本日はありがとうございました。

 

■編集後記

歴史がある繁華街の浮き沈みや、近隣のまちや自分のまちを、ずっとプロとしてまた生活者の目線で見てきた美鈴さん。その気取りの無い人柄がお店のカラーになっているんだと感じました。取材後、伊勢佐木町のなかをぶらり散歩でご一緒するなか老舗のお茶屋さんの主人から声をかけられ話し込む美鈴さんが印象的でした。

化粧品の専門店らしい「絆」を常に意識されてお店や町を愛している挟持が素敵です。

 

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■yanagiya 柳屋 情報
住所:
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1丁目5-8 イセザキモール内

営業時間:
10時〜20時30分

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