ミセガラマガジン【横浜・伊勢佐木町 柳屋さん】PART2

柳屋さんのMISEGARAを知るPART2

老舗だからと優遇されるより、頑張ったぶん評価されるお店目指した

お店の人(=人柄)からMISEGARA(=店柄)を紹介するCRC神奈川「MISEGARA MAGAZINE」。第一弾は、伊勢佐木長者町の老舗化粧品店「yanagiya(柳屋)」さん。柳屋さんは今年で創業145年!横浜の港の歴史と共に営業してこられた大先輩です。
今回は柳屋で長く店頭でお客さまと接してきた美鈴さんにお話を伺いました。
PART2では美鈴さんが20年前の改装時のことを振り返ります。

【PART1】から読む

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★今までに印象的なお客さまはいらっしゃいますか?

美鈴さん

そうね、個人の印象的なお客さまではありませんが、私の転機になった出来事はありました。

父が亡くなり、そのあとも続けてやっていましたが、だんだん経営も全部私に任されるようなったんです。その時にお店を改装しようと思いました。

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それまでのお店は、雑貨屋さんのように雑然としたお店だったので、そこから自分が働いていて誇りを持てる楽しくなるようなお店にしたかったんです。

ちょうど20年くらい前で、再販制度が撤廃されて資生堂が裁判で負けて、価格が崩れてきた頃ですね。うちの前にもドラッグストアの伊勢佐木町一号店が出店されて、同じ商品が目の前で20%オフとか平然と売られているわけです。そうすると資本力が違うから価格競争では勝てません。そういう時なので改装して専門店を目指そうと思いました。専門店にしてちゃんとしたカウンセリングができる、肌診断はする、エステはきちっとやるというように変えていこうと、それで改装したんです。それから、私はすごくお店が好きになったし、自分も楽しく働けるようになりました。

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その改装当日は、11月で、とっても寒くて、雨も凄く降っていて、もう駄目だと思ったんです。でもね、お客さまが開店と同時に来てくれたんですよ。お客さまには「こんな寒いのに〜」って言ったら、「だってね、柳屋さんの開店でしょ、一番に来なきゃ駄目じゃない!」って。皆さんそう言ってくださって、それこそ次から次へと多くの方が来てくださいました。ありがたいな〜って、凄く思いましたね。

 

★良い話ですね〜

美鈴さん

そう、もう駄目だなって思ったんですけどね。

★あの頃は本当にメーカーさんもピリピリしていました。

美鈴さん

そうそうそう。ドラッグの方に目が傾いていたり、一番激動の時代。

マスメディアで宣伝がある80%〜90%も売上のある品物を縮小して、何も宣伝してない、手をかけなければ売れないベネフィークの専門店ブランドをサンプリングなどの応対で一つひとつ育てていきました。

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今はもう専門店ブランドが売上のほとんどになってきましたからね、だから価格競争に巻き込まれる事も無くなってきたのは専門店の強みですよね。

あの頃、メーカーさまから「宣伝はできないから自力でやれと、もう時代も変わっているから」と言われて。その昔はねメーカーさまにおんぶにだっこで全部メーカーがやってくださったけれど、今はそういう時代ではない。

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今だに母や父の代の方からは「昔はよかったよね〜」ってよく言われます。でも私は良い時代知らなかった。だから良かったと思います。私はその良い時代を知らないで嫁としてずっといたので、新しく一から作るぐらいのつもりでやれました。

老舗だからって変に優遇されるよりは、頑張ったら頑張っただけ認めてくれる、そっちの方が良いって思ってました。そこから私は化粧品が大好きになって、そしsてこの仕事が大好きになりましたね。

 

★ちょうど世代の移り変わり時に時代も激変の時を迎えて、自分で考えなければならなかった。その結果自分のお店になったんですね!

美鈴さん

そういう時代だったから、前からのしがらみがなく自分が生き甲斐を持って働けるお店にしたいと思ったんです。

お店の若い人に対していつも思うんです。うちで働いてくれる事が誇りになって、その人の生き甲斐にもなるようなお店を作ってあげたいなって。

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だからこういう空間も作りたかったし、実績も上げたかった。メーカー毎や健康食品とか全国で一番を目指すとか、だからかなり頑張ります。

メーカーさんはいろいろ健康食品を発売されますが、良いものでもそういうものは知られてないので奨めないとなかなか買ってくださらない。なので、やっぱりみんな頑張ってやります。良いものを長く奨める。かなり、頑張りました。

 

★改装を機にお客さまとの関係は変わりましたか?

美鈴さん

改装前にも、サービスをしていましたが、エステ室を作ったり、肌診断をしたり、より専門的なものを提供してきました。

だからドラッグストアでレジ応対するのとは違って、お客さま一人一人と向き合うとか、メイクをしてあげるとか、かなり手間ひまかけることは心がけてきました。

また、店づくりも入りやすく出やすいお店にしました。カウンターは前の方に作れば応対はしやすいんですが、あえて後ろに作りました。前の方は自由に動けるようにして奥に来るとカウンターがあってと段階的にしたんです。

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もともと細長い店ってこともあったんですが、カウンターに座っていると上に行く階段をお客さまが見つけてくださる。それで上のエステ室を紹介してという形で段階的に応対していくようにしています。

若い人は最初から付きっきりだと入りにくいみたいですけど、様子を見て話を聞きたいなって感じなら聞くようにして「ああですよとか、こうですよ」とか話して。そういう風にしています。

 

★最近は海外のお客さまも増えていませんか?

美鈴さん

海外からの方も増えています。中国の方が多いです。でも観光客ではなくて、ここに住んで学校に通っているとか働いているとか、そういう方ですね。日本語でコミュニケーションされるので、日本人のお客さまと変わりません。

海外からの方達って絆が強くて、自分が良いと思ったら友達を連れて来てくれるんですよ。日本人って意外に自分の気に入ったお店は教えないですよね。

最近みなとみらいなどの観光地は観光客の方が凄い来られるでしょう。でも、伊勢佐木町はとても古いまちで、そこまで観光地化されてないので、逆に良いですね。それこそ絆という感じです。

【PART3】へ続く

【PART1】から読む

■yanagiya 柳屋 情報
住所:
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1丁目5-8 イセザキモール内

営業時間:
10時〜20時30分

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